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【個人再生・自己破産相談室】 債務整理手続の検討順序

legalpartner 2012年5月20日 日曜日

個人再生・自己破産相談室です。

今回は、債務整理手続について説明させていただきます。

 

債務整理手続には「任意整理」「個人再生」「自己破産」があります。

「任意整理」は裁判所を通さず、あくまでも「任意」で債権者と交渉して返済していく手続です。

 

「個人再生」は裁判所に申立をし、裁判所に認可された計画をもって債務の一部を弁済することで残りの債務の支払を免除してもらう手続です。

 

「自己破産」は裁判所に申立をし、免責決定を得ることで債務の支払を免除してもらう手続です。

 

では、どの手続を検討していけばいいのでしょう?

一般に債務整理手続の検討順序は

①任意整理 ②個人再生 ③自己破産

だと考えられています。

 

それはなぜか?

 

仮に300万円の借金があるとします。

任意整理なら300万円、個人再生なら100万円、自己破産なら0円の返済になります。

 ※実際はそれぞれの事情により金額は異なりますのでご注意下さい。

これを基本3年で返済していくとすると、月々の返済額は任意整理なら約84,000円、個人再生なら28,000円になります。自己破産は当然0円です。

つまり、この順序は

「返済額の高い順」=「返済能力の高い順」

というわけです。

 

あとはこの金額を返済していけるだけの余裕が月々の家計の中にあるのかどうかの検討になります。

 

月々84,000円を返すだけの金銭的余裕が充分あるのに、自己破産をして返済しないとなると、債権者は納得しません。

返済できるのであればできる範囲内で返済をする、返済できないのであればその事情を説明する。これが債務整理手続の基本処理ではないでしょうか。

 

司法書士法人リーガルパートナー では、最初にご相談に来ていただく際、あらかじめ家計収支表を作成していただくようご案内しています。

そうすることでいずれの手続を取ることが可能か判断する際、円滑にお話を進めることができるからです。

また、家計収支表を作成することで、これまでの家計の無駄を見直すきっかけにもなりますので、ぜひ一度作成してみてはどうでしょう。

 

なお、上記3つのほかに「特定調停」という債務整理手続(簡易裁判所に貸金業者を相手取って調停を申立てる手続。基本的には司法書士などに頼まずご自分でされる手続です)がありますが、ここでは説明を省かせていただきました。

 

法律を、もっと身近に リーガルパートナー:大阪,八尾

 

 

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