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【過払い研究室】 特定調停について

legalpartner 2013年4月9日 火曜日

債務整理の方法(借金問題でお困りの方の解決方法)としましては、
・ 任意整理
・ 自己破産
・ 個人再生
・ 特定調停 
などがありますが、今回は特定調停について書かせて頂きます。

「特定調停」とは、裁判所が選ぶ調停委員が貸主と借主の間に入って仲裁してくれて借金問題を解決する手続きです。
手続きを利用するメリットとしては、
・ 申立てをすると取り立てが止む
・ 利息制限法内の利息で引き直し計算した額に減額される
・ 将来利息は免除
等々があります。
手続きを利用するデメリットとしては、
・ いちいち裁判所に出向かないといけない
・ 調停で決まった通りの返済をしていかないと給与の差押等をされるリスクがある
・ いわゆるブラックリストに載るので、5年~7年間は新たな借入やクレジットカードを作るのが難しくなる
等々があります。

ここで、「あれっ、任意整理と(メリットとして)何が違うの?」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
任意整理ではなく特定調停を選択する最大のメリットとしては、その手続き費用の安さが挙げられます。

というのも特定調停の手続きは比較的容易にできる為、司法書士や弁護士等に依頼する必要がなく、報酬分が丸々浮くことになるからです。

ここで、「じゃあ特定調停にしよう!任意整理を依頼して司法書士や弁護士に儲けさせることはないんじゃないの?」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。

ですが、いいことばかりではありません。
特定調停を選択する場合にも大きなデメリットがあります。

それは、過払い金が出ていた場合でも、特定調停の手続きではこれを取り戻すことはできないことです。
返還を希望するなら別途請求(訴訟等)をしなければいけないといいことです。
つまり、特定調停で得られる最大の成果は「残債務ゼロ」に止まるということになります。

ここで、「過払いが出ていなかったら特定調停したいけど出ていたら司法書士に依頼したい場合、出ているか出ていないか分からないのにどうしたらいいの?」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。

この件は次回に書かせて頂きます。

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